妊娠は自身だけでなく周りにいる人たちにとっても嬉しい出来事である反面、何かと気を使う要因でもあります。
中でもお母様やおばあ様といった大先輩の方々は経験上のアドバイスをたくさんくださるでしょう。
それも妊婦さんのため、あかちゃんのためを思ってのことなのですが、今とお母様やおばあさまの時代とは環境も違いますし、いろんな研究もすすんでいるので、以前は進んで実践していたことがただの迷信だったとか、根拠のない言い伝えだったなんてことがわかってきています。
ただし、中には医学的な根拠のあるものもあるので、ただの迷信だったと言えないこともあるようです。
特に妊娠中は食べるもののこととなるとどうしても必要以上に神経質になってしまいますね。
そこで食べ物に関してよく言われていることがどういうことなのかを、産婦人科の先生のお話を交え紹介します。
【妊娠中でも寿司、刺身など生ものもかまわず何でも食べた方が良い】
昔はお医者さんからのはっきりとした指導がなかったので普通に食べていたようです。
しかし現在は妊娠中は避けるようにと言われています。
妊娠中のからだは免疫力が低下しているため、食中毒や体調不良になりやすい状態です。
下痢や嘔吐で脱水症状になった場合はあかちゃんにも影響がでることもあります。
胎児が食中毒に感染するわけではありませんが、おかあさんが衰弱すると回復に時間がかかります。
絶対に食べてはいけないわけではありませんが、できれば加熱したものの方が安心です。
先生も
「寿司や刺身は食中毒や体調不良などが妊婦さんには良くないので、なるべくは避けて
もらえるように伝えています。しかし、生肉は感染症が胎児にも影響があるので禁止し
ています。」
とおっしゃっておられました。
そして調べてみると生の魚ではなくても避けた方が良いさかながあるようで、本マグロやキンメダイなどは水銀が多く蓄積しており、有害物質である水銀を妊娠中にたくさん摂取してしまうと、あかちゃんんの発育に影響があるという報告があるそうです。
また、うなぎやあなごはビタミンAを多く含んでおり、妊娠中のビタミンAの過剰摂取によってあかちゃんの先天性異常のリスクが高まると言われているようです。
いずれも寿司や刺身で食べる機会が多い魚です。
食べるのであれば量に気を付けて、できれば妊娠中は避けた方が安心ですね。
【妊婦さんのごはんは2人分、つわり中も無理してでも食べるもの】
このように言われたことのある方は多いのではないでしょうか?
これは食料が不足していた時代の話で、妊婦さんに優先して食べ物を回してあげたいという名残りだと言われています。
当時は妊婦さんとあかちゃんを思っての言葉だったのですね。
そうとわかってもつわりがひどい妊婦さんにとっては辛い言葉です。
現在は特に食料が不足しているという時代ではありませんし、無理をしてまで食べる必要はありません。
ましてや2人分食べる必要もなく、かえって体重の増加に繋がり病気や難産のリスクが高まることもあります。
つわりのひどい妊娠初期は、あかちゃんがまだ小さく必要な栄養も少ないため、おかあさんがもともと蓄えていた栄養分で足りていると考えられています。
ですので、つわりがひどいときは水分さえ十分に摂っていたら無理に食べなくても大丈夫とされています。
体調にあわせてあまりひどいときは産婦人科の先生に相談してみるのが良いですね。
また、つわりがひどいときに「つわりは病気ではないから」と言われたりすると悲しくなりますよね。
つわりは確かに病気ではありませんが個人差も大きく、第一子、二子でも違いますし、つわりの症状はさまざま。
忙しいとなかなか難しいことですが、できる限り無理をせずよく寝てゆっくりすごせる環境をつくりましょう。
ご家族にも協力してもらえたらいいですね。
食事は食べられるものを食べられそうなときに口にする感じで充分です。
無理をしてでも食べなくてはと思うのはそれだけでストレスになりますものね。
食事にこだわらずおやつでもいいのです。
【妊婦さんのおやつについて】
ところでおやつを摂るにしても妊娠中は気になることがたくさんあります。
妊婦さんのおやつについても気になることを先生にうかがってみました。
先生「2021年頃までは特におやつを摂ることを推奨しておらず、逆に1990年代は間食はいけないということになっていたので、一度に食べられない人には二度に分けて食事をすることをすすめたりしていました。
しかし、最近は妊婦さんであっても痩せ願望があり、特に体重制限をしなくてもよいのに太りたくない気持ちから食事をちゃんと摂らず、あかちゃんが小さいといった妊婦さんとあかちゃんにとってよくないことも起こるようになってきているため、今はおやつも取り入れつつコントロールしながら体重を増やすというような指導をしています。」
とおっしゃっておられました。
では妊婦さんとあかちゃんにとっておやつはどんなものがよいのでしょう?
【妊婦さんとほしいも習慣】
おやつ習慣が妊婦さんにお勧めしているおやつは「ほしいも」です。
ほしいもは妊婦さんが必要な栄養素を含んでおり、食物繊維が豊富です。
またほしいも習慣は、添加物を使用しておらず自然の甘さで安心して食べていただけます。
手軽に食べられるスナック菓子などをおやつにしがちですが
先生「スナック菓子は塩分、脂肪が多く、塩分の摂り過ぎは高血圧に繋がり、脂肪分はあかちゃんにも影響するためスナック菓子と言われるものは勧めません。」
とのことでした。
先生にはおやつ習慣のほしいも習慣は「自然のもの」という印象をもっていただいており、
「そういう正しいものを食べることは良いこと」とおっしゃっていただきました。
そしてほしいも習慣にはもうひとつ妊婦さんにお勧めする特徴があります。
それは1袋100kcalになっているということです。
おやつを摂ることで一番注意したいことは食べ過ぎです。
ほしいも習慣は1袋を全部食べても100kcalですので、これを目安に食べ過ぎを防ぐことができます。
普段から摂取カロリーをきちんと計算している方はあまりいらっしゃらないのではないかと先生はおっしゃっておられましたが、それならなおさら1袋100kcalとなっているのはわかりやすくて便利ですよね。
【妊婦さんセット】
取材させていただいた先生は、おやつ習慣のおやつを先生の病院へいらっしゃる妊婦さんに推奨して下さっています。
そこでお願いをして先生の病院に通っている延べ35名の妊婦さんにおやつセットのモニターになっていただき、1日1袋を目安に4週間28袋を試していただきました。
セットの内容は
ほしいも習慣・・・5袋、だいず習慣・・・1袋、みついも習慣・・・1袋(1週目と2週目)
ドライかき習慣・・・1袋(3週目と4週目)です。
20週目ぐらいからつわりが終わり、食べたい欲求が大きくなってくるとのことで、最初は20週目の方を対象にお願いしていましたが、30週目からの方が体重管理の必要が方が増えるので、おやつ習慣がよいかかわりになってくれたらいいのではないかと先生からご提案があり、途中からは30週目の方へ変更しました。
まだ継続中なのできちんとした集計結果をご紹介する事ができないのですが、参考にしていただける感想を紹介したいと思います。
〇 1袋ずつ食べていたので食べ過ぎることなく食べられて良かった
〇 お通じが良くなった感じがする
〇 さつまいもの満足感で無駄な間食が減った
〇 チョコやグミ、クッキーなどのお菓子を食べる回数が減った
〇 吐きづわりの時でも食べやすかった
〇 食べ過ぎないように気を付けるきっかけになった
中でも多かったのが、「便秘が解消されたようだ」をいう感想です。
これには先生も関心を持っておられ
「妊婦さんはホルモンバランスなどで便秘になりやすいというのはあります。
ただ妊娠中の便秘によって赤ちゃんに悪影響があるという事はありません。
ほしいもは食物繊維が豊富なので、便秘の解消に役立ったということはあるかもしれません。」
とおっしゃっておられました。
便秘で悩んでいらっしゃる妊婦さんが思っていた以上に多いことがわかり、ほしいも習慣がお役に立てたことがとても嬉しく思いました。
ほしいもには食物繊維を多く含んでいることはもとより、ほしいも習慣は食べやすい大きさ、量、
さつまいもの甘味を十分に引き出した素材の味など、毎日続けて食べることを考えて作られています。
この毎日続けられるというところにも、便秘解消の効果があるのではないかと思っています。
妊婦さんセットについてはこちらをどうぞ https://oyatsu-shukan.jp/item/maternity-set/
【妊婦さんとあかちゃんのお役に立ちたい】
今回モニターになって下さった妊婦さんたちには本当にうれしい感想をたくさんいただきました。
また大変参考になる意見もいただき、また励みになりました。
そして、やはり妊婦さんはいろいろな悩みを持っていらっしゃったり、不安を抱えていらっしゃるのだとわかりました。
おやつ習慣はひとりでも多くの妊婦さんと赤ちゃんによいおやつを提供し、健やかに過ごしていただくためにこれからも良いものを作り続けていきます。